<Header>
<Author: 李白>
<Title: 長相思 二>
<Format: 格式不明>
<Year: 1988>
<BookName: 唐詩三百首詳解  上卷>
<Translator: 田部井文雄>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 長相思 二首 其の二>
<BookPage: 210>
<UsedPage: 1>
<Feature: 0>
<End Header>
<Poem>
美人在時花滿堂，
美人去後空餘牀。
牀中繡被卷不寢，
至今三載猶聞香。
香亦竟不滅，
人亦竟不來。
相思黃葉落，
白露點青苔。
<End Poem>
<Translation>
夕暮れの太陽の光が消えようとしている時、花は夕もやに包まれており、月の明るい光が白く輝き出そうとしている時になっても、わたしは物思いにふけって眠れない。趙の国の瑟は、鳳風の飾りのことじで、今まさにひき鳴らすことをやめ、蜀の琴は、おしどりと名付けられた弦で演奏されようとしている。

この琴瑟の曲には、夫婦一対でありたいと願う心がこめられているが、誰も伝えてくれる人がいない。わたしの願うことはどうか春風によって、燕然山に遠征している夫にこの心を伝えて欲しいということ。そして思うことは、あなたが、はるかに遠く青空の彼方に隔てられたところにいるのだということ。

昔、あなたに秋波を送ったこの目も、今は流れる涙の泉となってしまった。わたしのこのはらわたのちぎれる思いを信じてくだきらないのなら、帰って来て見て欲しい、この澄んだ鏡の前で。
<End Translation>